あれ、これ誰だ?
と思ったら米倉涼子だった。
イイ女になりましたね。
今年は恐慌に近い経済状況の中で、仕事に追われSMライフは殆どゼロ。
パートナーともお別れしました。
来年は、どうなるか?
やはり月1回程度のプレイがないと、良い仕事が出来ないかも。
部屋の中のあらゆるものの輪郭が明瞭になる頃、窓の外では灰白色の街路が廃墟のように走るのが見える。
街のあちこちに黒々とした樹木が立っている。明け方の青色の光の中では、まだ影を持たず、昨日、子供達により折られた枝からは、白い繊維が覗いている。
鳥たちはまだ眠っており、空には海牛の群れが、かすかに蠢いている。
夜が明けると部屋は海の底のようである。
濃藍色の窓から町が、明け方の淡い光の中で広がっていくのが見える。
家並みはまだ濃灰色の夜の底に横たわっているが、海流はその青い流れをあらゆる場所に侵入させる。
窓や柱や壁の隙間から、隣家の万年塀や、その向こうに見える巨大な爬虫類の背中を思わせる屋根の群れや、薄暗闇の中で銀色に光っている置き忘れられた梯子の下を通り、流れは寝台やピアノの内部の並べられた白いフェルトで覆われたハンマーや、暗い回廊に飾られている絵画の横腹を撫ぜながら内部へと侵入してくる。
部屋の中のあらゆるものの輪郭が明瞭になる頃、窓の外では灰白色の街路が廃墟のように走るのが見える。
http://www.vanilla-gallery.com/gallery/kyoudou/kyoudou6.html
鏡堂みやび Miyabi Kyoudou / プロフィール
1957年、北海道札幌に生まれる。
同志社大学文学部卒業。
SM雑誌編集長、緊縛師、商業デザイナー、漫画家、脚本家などをしながら1980年代後半より、現在のスタイルの「緊縛秘画」を制作する。
2005年、石井隆監督作品、映画「花と蛇2」では主演の杉本彩をモデルに緊縛画を描いている。
東京都世田谷区在住。
やはり変な映画であった。
始まりは、つげ義春の「ねじ式」みたいである。
メメクラゲは出てこないが、鎖で縛られた女体が出てくる。
有名なカメラマンの先生にヌード写真を撮ってもらった緑魔子。
鎖で縛られた女体・・・その展覧会の会場に、奇妙な客が来る。
その男は盲人であった。
写真は見れない。
会場に置かれた彫刻を手で撫で回す。
その後、モデルの女性が部屋にマッサージを呼ぶ。
すると、撫で回し男がやってくる。
男はモデルをクロロフォルムで眠らせ拉致する。
そこは、こういう世界。
登場人物は、たった三人。
美しい肢体をもったモデルの女と、
女の肉体に魅せられた盲目の彫刻家、
その母。
社会から遮断された大密室に繰り広げられる「禁断の倒錯愛」。
制作年:1969年
出演:緑魔子/船越英二/千石規子
監督:増村保造